A-00.内部監査の登場人物・コーポレートガバナンス構造

内部監査人協会(The Institute of Internal Auditors:略称IIA)が認定する「公認内部監査人(Certified Internal Auditor:CIA)」資格制度は、1973年に創設されました。CIA試験が日本語で受験可能となったのは1999年のことです。
 CIA資格は、世界的に広く認知されている国際資格であり、取得に必要な要件や試験内容はすべて世界共通です。つまり、CIA試験で出題される問題は、グローバル水準の内部監査実務に基づいて構成されています。そのため、試験勉強を通じて得られる知識は、世界中で内部監査人として活躍する際に大いに役立ちます。

ただし、IIAが想定する内部監査の枠組みは、米国企業の組織構造を前提としており、CIA試験もその前提に基づいて設計されています。そのため、日本企業で働く方々にとっては、一部に違和感やギャップを感じる場面があるかもしれません。
 そこで、これからCIAの学習を進めるにあたり、まずは前提となる「内部監査の登場人物」と「コーポレートガバナンスの構造」について確認しておきましょう。

内部監査の登場人物
内部監査部門長(Chief Audit Executive:略称CAE)
内部監査人(Internal Auditor:略称IA)
取締役会(Board of Directors:略称B)
経営者(Management:略称M)

コーポレートガバナンス構造

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