A-06. 内部監査部門が行うアドバイザリー業務の種類を説明する

CIA_パート1_A(01-08).内部監査の基礎(35%)

a.リスク及びコントロールの研修を行う内部監査人の役割を説明する
b.システムの設計と開発における内部監査人の役割を説明する
c.ドュー・デリジェンス業務における内部監査人の役割を説明する
d.データ・プライバシーの維持における内部監査人の役割を説明する
e.ベンチマーキングにおける内部監査人の役割を説明する
f.内部統制評価における内部監査人の役割を説明する
g.プロセス・マッピングにおける内部監査人の役割を説明する

内部監査部門は、アシュアランス業務に加えて、アドバイザリー業務を通じて組織の意思決定や業務改善を支援します。
アドバイザリー業務は、経営や業務部門に対して助言や知見を提供するものであり、内部監査人は独立性と客観性を維持しつつ関与する必要があります。


a. リスク及びコントロールの研修を行う内部監査人の役割を説明する

  • 内部監査人は、リスク・マネジメントや内部統制に関する知識を活用し、研修や教育を通じて組織を支援します
  • 研修内容には、リスク識別、統制の設計・運用、不正防止などが含まれます
  • 内部監査人は意思決定を代行せず、理解促進と能力向上を目的として助言を行います

b. システムの設計と開発における内部監査人の役割を説明する

  • 内部監査人は、システム設計や開発の初期段階から助言者として関与できます
  • リスクや統制の観点から、設計上の留意点や改善案を提示します
  • ただし、設計や開発の責任を負うことは避け、将来の監査における独立性を確保する必要があります

c. デュー・デリジェンス業務における内部監査人の役割を説明する

  • デュー・デリジェンス業務では、買収や提携に伴うリスクの識別・評価を支援します
  • 内部監査人は、財務、業務、コンプライアンス、ITなどの観点から助言を提供します
  • 客観的な分析と知見の提供が求められ、最終的な意思決定は経営が行います

d. データ・プライバシーの維持における内部監査人の役割を説明する

  • 内部監査人は、個人情報や機密情報の適切な管理について助言を行います
  • データ・プライバシーに関する法令や社内方針への対応状況を評価し、改善点を示します
  • プライバシーリスクを低減するための体制整備を支援します

e. ベンチマーキングにおける内部監査人の役割を説明する

  • 内部監査人は、組織の業務や統制を他社や業界のベストプラクティスと比較する際の助言者として関与します
  • 自社の現状と外部水準との差異を整理し、改善の方向性を示します
  • 特定の施策を採用するかどうかの判断は行わず、客観的な情報提供に徹します

f. 内部統制評価における内部監査人の役割を説明する

  • 内部監査人は、内部統制の整備状況や運用状況の評価について助言を行います
  • 統制の設計上の弱点や運用上の課題を指摘し、改善案を提示します
  • 統制の所有者や運用責任者になることは避け、評価者としての独立性を維持します

g. プロセス・マッピングにおける内部監査人の役割を説明する

  • 内部監査人は、業務プロセスを可視化するプロセス・マッピングを支援します
  • 業務の流れ、統制ポイント、リスクの所在を整理することで、理解促進に貢献します
  • プロセスの設計や変更を決定する立場には立たず、助言と整理に徹します


まとめ

  • アドバイザリー業務は、助言や支援を通じて組織の価値向上を図るものです
  • 内部監査人は、研修、システム設計支援、デュー・デリジェンス、データ・プライバシーなどに関与します
  • 意思決定や実行の責任は負わず、独立性と客観性を維持することが重要です
  • CIA試験では、アドバイザリー業務における内部監査人の適切な関与範囲が問われます

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